「アナザーゴースト」とは?

講座「アナザーゴースト」:問題のどんでん返し

この講座は、より面白く、読者を飽きさせない物語作りのための創作講座です。 特に、探偵小説で効果を発揮する「どんでん返し」を仕掛けるテクニックを、「敵のどんでん返し」「目的のどんでん返し」に続く3つ目の理論として「問題のどんでん返し」と名付け、その具体的な方法を解説しています。

「問題のどんでん返し」は、探偵小説において頻繁に用いられる「悪意ある依頼人のどんでん返し」を指します。 表向きは別の依頼内容を語りながら、探偵を騙して犯罪に利用しようとする悪意ある依頼人。探偵は、依頼内容を遂行することによって、逆に窮地に陥るという構造です。

この講座では、悪意ある依頼人の動機を「奪還・復讐・獲得」の3つに分類し、さらに「別物」パターンを加えることで、9つのパターンを提示しています。 依頼内容と、裏に隠された真の狙い。それぞれの組み合わせによって、多様な「問題のどんでん返し」を作り出すことができます。

例えば、「先祖伝来の宝物を盗まれたので取り返してほしい」という依頼内容だったとします。

  • 奪還を依頼されたと思いきや、実は依頼人による全く別のものに対する復讐だった。
  • 奪還を依頼されたと思いきや、実は依頼人による全く別のものに対する獲得だった。
  • 奪還を依頼されたと思いきや、実は依頼人による全く別のものに対する奪還だった。

上記のように、依頼内容が「奪還」の場合でも、3つのパターンが考えられます。同様に、「復讐」「獲得」の場合にも、それぞれ3つずつのパターンが存在します。

この講座では、これらのパターンを具体例を挙げながら解説し、読者の期待を裏切る、より深みのある物語作りを指南しています。

「問題のどんでん返し」とは、特に探偵小説において効果を発揮する、依頼人が仕掛ける巧妙な罠として描かれます。 表面上は、依頼人は困りごとを抱え、その解決を探偵に依頼します。しかし実際には、依頼内容自体が、依頼人の真の目的を隠蔽するための策略である場合が少なくありません。依頼人の真の目的は悪事の達成であり、探偵はそのための道具として利用されます。

依頼人の真の目的:探偵を欺き、自身の悪事を達成すること

悪意ある依頼人は、探偵を欺き、自身の悪事を達成するために、探偵を利用します。 探偵に与えられる依頼は、一見すると単純で、解決可能な問題に見せかけています。 しかし、その依頼の裏には、依頼人自身の犯罪計画が隠されており、探偵はその計画に巻き込まれる形で、窮地に陥れられます。

「アナザーゴースト」が提示するさらなる9つの追加パターン

依頼人の悪意に基づく「問題のどんでん返し」を、まずは9つのタイプに分類しています。 これは、依頼人の動機を「奪還」「復讐」「獲得」の3つに分類し、それぞれの組み合わせによってパターンを導き出すものです。

例えば、「奪還だと思ったら復讐だった」というパターンでは、依頼人は、盗まれた宝石の奪還を依頼しますが、真の目的は、過去に自分を裏切った相手に復讐することです。

そして、「アナザーゴースト」は、【もう一つの別のターゲット】という側面から、問題のどんでん返しをさらに二倍に分身させます。つまり、最終的に全部で18のパターンを提示するのです。

「ええっ?! 18パターンなんてとても覚えられないよ!」と思うかもしれませんが、実はそこには非常に分かりやすい仕組みが存在します。それがゴーストのゴーストたる所以です。一読すればその謎は氷解し、あなたはこのどんでん返しの使い手になります。乞うご期待!

これ以上詳しい内容は、ぜひ本講座を受講してお確かめいただきたいと思います。

単なるどんでん返しを超えた恐怖と衝撃

「問題のどんでん返し」は、単に敵の正体や目的を隠すだけでなく、探偵が直面する問題そのものを変容させるという点で、より深いレベルのどんでん返しを生み出します。 読者は、探偵と共に依頼人の真の目的を見抜こうと推理を巡らせますが、その過程で、予想だにしなかった真実に直面し、恐怖と衝撃を受けることになります。

そういう意味で「問題のどんでん返し」は、探偵小説に限らず、あらゆるジャンルにおいて、読者の知的探求心を刺激すると同時に、物語に深いサスペンスと複雑さを与える、強力なテクニックと言えるでしょう。

「アナザーゴースト」とは?
●あなたの物語を劇的に変える、最後のどんでん返し体系
●敵でも目的でもない、問題自体をひっくり返す
●読者の予想を裏切り、心を掴む「問題のどんでん返し」
探偵小説を極める「依頼人のどんでん返し」
●依頼人は、味方?それとも…?
●表の顔の裏に隠された、悪意の正体
●探偵を待ち受ける、巧妙な罠と真の危機
悪意ある依頼人の動機
●なぜ依頼人は、あなたを欺くのか?
●「奪還」「復讐」「獲得」… 9つのパターンから紐解く、悪意のシナリオ
●複雑に絡み合う思惑が、物語を深淵へと導く
「アナザーゴースト」を使いこなす
●あなたの物語に、もう一人の幽霊を
●具体的な方法を解説! 読者を驚愕させるストーリー展開
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Another Ghost 問題のどんでん返し

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